東宝が続落 今期コンセンサス未達が重荷

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【東京本局 = 東証】(プライム、コード9602、10時)東宝が続落。一時、前日比で475円(5.9%)安い7505円まで下落する場面があった。14日、26年2月期(今期)の連結純利益が、前期比1割減の375億円になりそうだと発表した。QUICKコンセンサス(9社)の476億円を大きく下回り、業績悪化を見越した売りに見舞われている。もっとも、底堅い場面も見られ、10時現在は3%安の7740円台で推移している。

同日、発行済み株式数の5.6%に当たる1049万株を消却すると発表した。前年の自社株買い(400万株)を大きく上回る規模を消却する。また東証が推奨する最低投資金額(10万〜50万円)を上回っていることについて「市場の動向、流動性を勘案して株式分割を含めて慎重に検討する」と発表した。

同時に発表した28年2月期を最終年度とする新しい中期経営計画を発表した。28年2月期に営業利益700億円、ROEを足元の9%前後で推移させることを目標にする。アニメ事業の営業利益を25年2月期(前期)の2倍規模にする。M&A(合併・買収)に1000億円投じてスタジオの囲い込みを急ぐ。競合ではKADOKAWAが買収の動きを活発化させていて、2月には7社目となるチップチューン(旧エイトビット)を子会社化したと発表した。

スタジオの長期経営計画では32年2月期に年32作品を供給できる体制を整えると記した。

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