東ガス、年間配当80円に増額 1200億円の自社株買いも
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード9531、15時)東京瓦斯(ガス)は26日、25年3月期(今期)の年間配当を80円とする方針を取締役会で決議した。従来は70円を計画していた。中間35円と期末45円とし、24年3月(前期)の実績を10円上回る。前日終値をもとに算出した年間配当利回りは1.6%となる。 同社は「当社は、株主還元方針において、総還元性向(連結当期純利益に対する配当と自己株式取得の割合)は、各年度4割程度を目安とするとともに、配当については、安定配当を維持しつつ、中長期の利益水準を総合的に勘案し…」としている。
また26年3月期(来期)に発行済み株式数の9%にあたる3500万株、金額にして1200億円の自社株買いを実施すると発表した。買い付けは4月1日から9月30日まで。25年3月期にも同規模の自社株買いを実施していた。今回の発表は半年間で同額の規模となる。「下期は利益進捗や市場環境等を踏まえて検討する」とも発表しており、来期は更なる自社株買いが実施される可能性がある。
26年3月期にROE(自己資本利益率)を8%にする目標を掲げており、総還元性向を4割とする基本方針を維持しつつも、還元に取り組むとしている。

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