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クレカタッチ、定期券進出へ まず江ノ島電鉄で1日乗車券

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【東京本局 = テクノロジー】三井住友カードは13日から、鉄道・バス事業者をターゲットにしたクレカタッチの新サービスを始める。三井住友のウォレットアプリや導入企業のアプリで1日乗車券や定期券といった割引乗車券を購入できるようにする。近年注目が高まっているクレカタッチで通過できる改札サービス「stera transit(ステラトランジット)」を導入している企業を中心に売り込む。24年末時点で導入企業は前年比3割増の32都道府県124社にのぼる。急速に広がるクレカタッチ決済の利便性をさらに高める。

利用者は導入先企業の独自アプリや、三井住友カードが提供するアプリ「パスケース」で対象の路線で定期券や割引券、回数券を購入できるようになる。アプリに登録したクレカと改札機にタッチしたクレカで対象のカードかどうかを照合して認証する。まずは江ノ島電鉄が同アプリ上で1日乗車券の提供を近く始める。

旅行の際にホテルの予約や乗車券の購入できたり、自転車レンタルなどを同一のサービス内で実現できるようにする集権型の構想「Mobility as a Service(MaaS)」を参考にする。同分野では小田急が先行しており、「MaaS Japan」のサービス名で電子チケットや配車アプリの連携を実現した。

Felicaを採用している「PASMO」や「Suica」などの従来カードは各事業者間の連携に技術的制約があった。新サービスが普及すれば、異なる路線や企業の割引乗車券を同一アプリ上で管理できるようになる。通勤・通学で複数社の公共交通機関を利用するユーザーの手間が軽減するほか、窓口に出向く必要がなくなる。

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