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N高のスクーリング拠点に連日犯行予告 授業は中止

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【東京本局 = 社会】角川ドワンゴ学園が運営する通信制高校のN・S高のスクーリング拠点で、連日犯行を予告するメールが届き授業が中断されていたことがわかった。関東に住む生徒向けの拠点で、期間は13〜14日。両日とも午後に授業を中止した。明日は年に1回の単位認定テストが実施される予定だったが、先送りされることが決まった。対象者にはメールを送付する方針だ。

本来組まれていたすべての授業が受けられず、このままでは単位が認定されない生徒もいる。N高は今後該当生徒のリスケジューリングする。

N高は3万人規模の生徒数を抱える日本最大の高校。昨年に高校生全体に占めるシェアが1%を超えて最大となった。海外大学の合格者数が全国2位。通信制高校独自の仕組みがスクーリングだ。普段受講する映像授業に加えて、年数回実施するよう定められているのがスクーリングだ。教員免許を持つ教師が対面で授業を行う。N高はその規模故に、対面授業のスケジュールは緻密に練られている。今回の騒動で2月後半〜3月にかけて実施予定だった1月入学生向けのスクーリング日程の調整に迫られることになる。

N高は昨年6月に起きたドワンゴへのサイバー攻撃で、一部在校生・卒業生の個人情報が流出した。本来攻撃されたサーバーに生徒の情報は含まれていないはずだったが、職員が該当サーバーに保管していた。攻撃を受けて映像授業を提供する「N予備校(当時)」が使えなくなった。6月は単位認定テストを受験資格を得るためのレポートや、指定校推薦や一部総合型の生徒が調査書の発行を依頼するための締切月だった。ドワンゴは最優先で復旧を進めたが、生徒へのアナウンスは二転三転し混乱を招いた。通学コースの生徒を狙った無許可の取材も横行し、学校側が注意を呼びかけた。

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