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Apple、新型iPhone SEを2月下旬に発売へ ホームボタン消滅

namiten

【米国本局 = シリコンバレー・東京本局 = テクノロジー】[9時30分]
Appleは2月下旬にiPhoneの低価格モデル「SE 第4世代」を発売する見通しだ。来週にも新型モデルの詳細を発表する。新型SEはデザインをiPhone 14と共通化し、人工知能(AI)サービス「Apple Intelligence」にも対応する。発表はウェブサイト上で行われ、特別なイベントは開催しない。

新型SEは、Appleにとって初の自社製セルラーモデムを搭載する製品となる。これまでQualcommから調達していた通信用半導体を自社開発品に置き換える。画面は大型化され、同シリーズとしては初めてFace IDを採用する。筐体を他モデルと共通化することでコストを抑える。2007年の初代iPhoneから採用されてきたホームボタンは事実上消滅する。プロセッサはA18チップを搭載し、AI機能の実行に必要な処理能力を確保する。

現行モデルの価格は429ドル(6万2800円)だが、新機能の追加や材料費の高騰、円安を踏まえ値上げを検討する。ただSamsungやGoogleの展開するエントリーモデルと同程度の価格帯に収める見通しだ。

Googleは来月中にもSEと同価格帯の「Pixel 9a」を投入すると見られている。バッテリーはPixelシリーズとしては過去最大の5100mAhを搭載する見通しだ。米国価格は499ドル(7万5000円前後)から。

Appleのスマートフォン事業は昨年10−12月期の売上高が前年同期比1%減と予想を下回った。新型SEは中国やインドなどアジア市場での販売拡大を企図する。高性能な機能を備えながら500ドル程度の価格を実現できれば、現地ブランドからの乗り換え需要を喚起できると期待される。

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