米郵政公社、中国・香港からの小包受け入れを一時停止
namiten
【米国本局 = ワシントンD.C.・東京本局 = 国際】米郵政公社(USPS)は5日、中国および香港からの国際小包の受け入れを一時的に停止すると発表した。中国の電子商取引(EC)大手TemuやSheinからの配送に影響が及ぶ可能性がある。書簡や定形郵便物は引き続き受け入れる。
トランプ氏が中国からの800ドル以下の少額商品について関税を免除する「デミニミス制度」を撤廃し、新たに10%の関税を課す措置を講じたことに伴うもの。
米税関・国境警備局によると、2024年度の同制度を利用した輸入小包は14億個と、2022年の約2倍に達した。TemuやSheinの利用増加が主因とされる。
米ホワイトハウスのナバロ通商顧問は同日、「中国の密売組織が抜け穴を利用し、フェンタニルなどの薬物を密輸している」と指摘した。
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