東映アニ、24年4〜12月期純利益16%増 ドラゴンボール好調

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【東京本局 = 東証】(スタンダード、コード4816、連結)東映アニメーションが30日発表した24年4〜12月期の連結純利益は、前の年の同じ期と比べて15.9%増の169.1億円だった。QUICKコンセンサスの168億円を0.7%上回った。ドラゴンボールの新作が好調で、過去作の配信も持ち直した。ワンピースの版権収入も堅調に推移した。売上高は同8.3%増の727億円、営業利益は同31.5%増の233.8億円だった。

24年4〜12月期業績
前年同期実績市場予想実績
売上高671億円721億円727億円
前年同期比+3.2%+7.5%+8.3%
営業利益178億円238億円234億円
前年同期比-18.5%+3.4%+31.5%
純利益146億円168億円169億円
前年同期比-11.6%+15.0%+15.9%

25年3月期の会社計画は据え置き、連結純利益が前年比3.7%増の195億円を見込む。売上高は1.5%増の900億円、営業利益は15.6%増の270億円になる見通しだ。配当金は3期連続で31円に据え置く。

25年3月期会社計画
前期実績市場予想会社計画
売上高887億円941億円900億円
前期比+1.4%+4.5%+1.5%
営業利益234億円290億円270億円
前期比-18.5%+7.5%+15.6%
純利益188億円211億円195億円
前期比-10.1%+8.3%+3.7%

会社計画から上期実績を用いて当サイトが算出した25年1〜3月期の連結純利益は、前年同期比4割減の26億円になる見通しだ。ただ市場関係者からは「配信や版権事業は好調に推移している」として、1〜3月期も増益シナリオを見込む機関は多い。QUICKコンセンサスは、連結純利益が前年比0.2%増の42億円、売上高は同0.5%増の214億円、営業利益で1.2%増の56億円といずれも増収増益を予想する。

25年3月期 下期会社計画
前年同期実績市場予想会社計画
売上高425億円451億円410億円
前期比+1.4%+6.1%-3.4%
営業利益119.9億円120.4億円100億円
前期比-18.5%+0.4%+16.6%
純利益87億円89億円73億円
前期比-10.1%+4.0%-14.9%
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