Apple、SONYとVRで連携 市場後退で焦り 振り返りフォーマット

Apple、SONYとVRで連携 市場後退で焦り

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【米国本局 = シリコンバレー・東京本局 = テクノロジー】Appleはこのほど、SONYに対しPlayStation VR2コントローラーをVision Proに対応させられないか打診した。VRゲーム体験を向上させるためだ。PS VR2の高精度なハンドコントローラーをVision Proに対応させる方針で大枠合意にこぎつけた。

Vision Proは高性能なM2チップや優れたディスプレイを搭載するものの、ゲーミングデバイスとしては十分な機能を発揮できていない。現在はPlayStation 5やXboxのコントローラーに対応するが、これらはVR向けに最適化されていない。

提携が実現すれば、6軸(6DOF)に対応した専用コントローラーがVision Proで利用可能になる。ゲームアプリに限らずメディア編集作業の操作性向上など、幅広いアプリで恩恵が得られる。

両社は当初数週間前の発表を目指していたが、延期された。現在PS VR2のコントローラーは単体では販売されておらず、SONYはヘッドセットから切り離して製造・出荷する体制を整える必要がある。発表時期は未定だが、実現すればVision Proの魅力向上につながる。

Vision Proは今年2月の発売以来の累計販売台数が50万台に満たず、利用頻度も予想を下回っているという。同社は今後、ゲームコンテンツの拡充や開発者支援の強化も検討している。

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