リコーが一転最終増益 中国子会社の立ち退き違約金計上 振り返りフォーマット
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リコーが一転最終増益 中国子会社の立ち退き違約金計上

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【東京本局 = 東証】(プライム、コード7752、20時00分)複合機販売と生成AI開発のリコーは25日、2025年3月期の連結純利益が前年比1%増の445億円になりそうだと発表した。従来予想の380億円から65億円(17%あまり)上方修正し、一転増益となる。中国子会社の本社移転に伴う補償金の支払いが今期中に確定することを受けて、約69億円を営業外利益として計上する。売上高は前回予想と同じ2兆5500億円、営業利益予想は90億円(17%あまり)引き上げ、610億円とする。

ノーサンプトン イギリス 2017年12月07日ブラックミルズ工業団地のリコーイマジンチェンジロゴサイン
リコーのロゴ(2017年、イギリス)

中国子会社のRicoh Asia Industry(RAI)は、深セン市福田区から東莞市への移転に際し、跡地の不動産開発パートナーである航天時代置業と2016年に提携協議を結んでいた。しかし、中国の不動産規制強化の影響などで開発が進まず2020年に契約を解除した。違約金や立ち退き補償金を巡り、RAIが深セン国際仲裁院に申し立てを行っていた。

18日の仲裁判断で、RAIは航天時代置業に9.4億人民元(約193億円)を返還する一方、受け取った立ち退き補償金の一部と遅延違約金が確定。この影響を織り込んだ。

通期の一株当たり利益は75円86銭を見込む。

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