Spotify、24年第3四半期純利益3倍 見えた通期黒字化 振り返りフォーマット

Spotify、24年第3四半期純利益3倍 見えた通期黒字化

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【東京本局 = テクノロジー】(NYSE、コードSPOT、24Q3)音楽ストリーミング大手のSpotifyが12日発表した2024年7-9月期の連結純利益は、前の年の同じ期と比較して4.6倍の3億ユーロだった。AIプレイリストなど新機能の導入やオーディオブック事業の拡大が利益を押し上げた。売上高は前年同期比19%増の39億8800万ユーロ、営業利益は4億5400万ユーロと過去最高を記録した。

スポティファイ本社 ベルリン ドイツ

プレミアム(有料)会員数は前年同期比12%増の2億5200万人となり、広告収入型の無料会員を含む月間アクティブユーザー(MAU)は同11%増の6億4000万人に達した。いずれも期初の会社予想を100万人上回った。ラテンアメリカと欧州地域で契約数が伸びた。プレミアム会員からの売上高は同21%増の35億1600万ユーロで、広告収入は同6%増の4億7200万ユーロとなった。広告収入が全体の収益に占める割合は概算で8.4%と、目標の20%を下回った。前四半期の12%から低下した。

同社は第3四半期中に、スペイン語圏18市場でAI DJを展開したほか、米国、カナダ、アイルランド、ニュージーランドでAIプレイリスト機能のベータ版を提供開始。また、フランス、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクでプレミアム会員向けに20万タイトル以上のオーディオブックを提供するなど、サービスの拡充を進めた。

売上総利益率は前年同期比4.73ポイント改善し31.1%となった。これは音楽およびオーディオブック事業の収益性改善が寄与している。営業費用は人件費や広告宣伝費の削減により前年同期比8%減の7億8600万ユーロとなった。

同社は第4四半期の営業損益が黒字転換し、4億8100万ユーロのプラスになりそうだと発表した。MAUは6億6500万人、プレミアム会員数は2億6000万人に達する見込みとしている。第4四半期の営業損益が黒字転換すれば、2021年以来の通期黒字化がほぼ確実になる。

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