ニュース

日経平均、反発 1055円高 円安と米株高が追い風

namiten

【東京本局 = 東証】日経平均株価は東京株式市場で26日、大幅に反発し、1055円37銭(2.79%)高い3万8925円63銭で今日の取引を終えた。前日の米金融市場では、ハイテク株が上昇したほか、米金利が急上昇した。日米の金利差は依然として大きな開きがあるとの見方が市場で広まり、ドルが対円相場で急伸。17時00分現在では145円01-03銭と、3週間ぶりの安値を更新した。

ドル高円安が進んだことで、東京市場では輸出関連銘柄を中心に買いが向かった。長く上値を抑えていた75日平均線を上抜けたほか、5日平均線が9月9日以来およそ半月ぶりに25日平均線を上回った。テクニカル面で楽観的な見方が出てきたことも、買い方を支えてたようだ。

東証プライムの値上がり銘柄比率は96%と、全面高商状だった。値上がり銘柄数は1580、値下がりが56、変わらずで9だった。プライムの売買高は5兆2377億円だった。

日経平均の寄与度は朝方買い気配で始まった東エレク(8.0%)がトップ。アドテスト(5.4%)、ファストリ(1.7%)、SBG(4.1%)、信越化(2.8%)など値がさ株が続いた。

コナミ(5.1%)を筆頭にゲーム関連株が上昇。今日からビジネスデーの開催が始まった東京ゲームショウ2024で、コナミは新作ゲームを発表したと伝わり、買い材料。同社は主要ゲーム会社が軒並み減益となる中で、24年3月期の決算でゲーム事業が50%増益となるなど好調で、年初からの上げ幅は100%近くに達した。競合(セガ40%、スクエニは10未満)を圧倒しており、新値街道をまい進している。カプコン(3.6%)も上昇。

ソニーG(3.4%)は3日続伸。例に漏れず東京ゲームショウ2024でプレイステーション5のハイエンドモデルを展開すると発表しており、期待感が株価を押し上げている。

半導体関連株が好調。米国時間前日に決算を発表したマイクロン株が急伸しているのに加え、フィラデルフィア半導体指数は3日続伸した。また、26日付の日本経済新聞朝刊で東京エレクトロンの今期のAI部門の売上高が2.5倍になりそうだと報じた。8月頭の暴落以降、出遅れていた半導体関連株の底入れが意識されたようだ。

ピーエス(6.2%)が反発。今期業績予想を上方修正したことが好感している。業績予想を上昇修正し、配当を増額したJオイル(6.4%)も急伸。

TSI(3.4%)は赤字縮小が注目され反発。構造改革を進めたことで、広告、物流費用が抑制されたという。

国内証券が目標株価を足元の水準を大幅に上回る4100円に設定した三井海洋開発(6.3%)は続伸。

TOWA(12.4%)は切り返し急続伸。プライム市場で一時上昇率トップを満喫。今日は半導体関連の買い戻しが顕著に見られ、TOWAにも買いが向かった。株価は5月の高値の半分まで水準を切り落としており、値ごろ感から投資家の姿勢が特に強まっている。

※SNSシェアの場合、必ず利用規約をご確認ください。
コンテンツの翻案、リンクを含まない引用・スクリーンショットの共有は法律・法令、当サイト利用規約で禁止されています。
サイト内PR

Google Newsでnamiten.jpをフォロー

広告
namiten.jp
namiten.jp
広報
namiten.jp広報班にお問い合せがある場合、以下の通りお願いします。

当サイト掲載情報について、法的請求がある場合…お問い合わせへ
当サイト掲載情報について、不備や依頼等がある場合…メール、Twitter DM等
広告
記事URLをコピーしました