X(旧Twitter)、ブロック機能事実上廃止へ Twitter時代のCEOも賛意
namiten
【東京本局 = テクノロジー】X(旧Twitter)がブロック機能を事実上廃止する。マスクCTOが就任当初から「公約」として掲げ、買収前のTwitterでCEOを務めていたジャック・ドーシー氏も昨年に賛意を示していた。ブロック機能を廃止し、ミュート機能に統合することで、飽和状態にあるXの機能を収束させる。
マスク氏は日本時間24日、海外ユーザーの投稿にリプライで「(ブロック機能の廃止)にはいい機会だ。 ブロック機能は、リプライやメンションを無効化する一方、公開された投稿を見ることを許可する形にする」と投稿した。現状の仕組みでは、ブロックされたアカウントのプロフィールや過去の投稿を閲覧できなくなる。今回の仕様変更でリプライなどの直接的な関わりは引き続き排除される一方、過去の投稿などは閲覧可能なままになる。
この変更は、昨年8月の段階で当サイトがリークとして報じていた。マスク氏をはじめ、Twitterの乗り換え先として一時期話題になった「Bluesky」の運営を務める旧Twitter CEOのジャック氏も「💯」と返信し、賛意を示したことで話題になった。
シャドーバンの廃止を目玉にしたマスク氏の「コード書き換え」は11月で2年が過ぎる。ただ、想定を超えるボリュームのコードの書き換えが必要となり、複雑な機能の廃止や仕様変更は事実上棚上げとなっている。オーナ就任2年目となる11月27日に向けて、改革姿勢を目立たせたい考えだ。
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