日経平均先物、夜間取引で下落 下げ幅1240円
namiten
【東京本局 = 経済】日本時間6日の大阪証券取引所の9日夜間取引で、日経平均9月物は4日続急落し、前日終値と比較して1210円(3.32%)安い3万5150円で今日の取引を終えた。
日本時間6日21時30分ごろに発表された米9月雇用統計は、市場予想の16万5000人を下回る14万2000人だった。失業率は前月から回復した一方、6月・7月の雇用者数が合計で8万人程度下方修正された事が嫌気されている。
現地時間6日の米株式市場でダウ平均株価は朝高後下げに転じ、その後も軟調に推移。終値は410ドル(1.00%)安い40,345ドルだった。週間では1200ドル下げ、下げ幅は今年最大だった。景気敏感株の下げが目立つ。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は、下げ幅が436ポイントと急落した。NVIDIAやIntel、Amazon.comが安い。
雇用統計の軟化を受けて、次回開催のFOMCで政策金利を0.5%引き下げるとの見方が膨らみ、米債券市場では金利が下落(債券価格は上昇)した。日米金利差の縮小を見込んだ円キャリー取引の巻き戻しが進み、ドルは大幅安。6日午前7時時点と比べて1円60銭程度ドル安円高の141円70銭台をつける場面があった。
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