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マスク氏、トランプ氏の支援団体に月70億円規模の資金提供 本人は否定も

namiten

速報 10:23
【東京本局 = 政治・24大統領選】テスラ創業者で総資産が41兆円を超えるイーロン・マスク氏が、ドナルド・トランプ前大統領の再選を支援するスーパーPAC(政治活動委員会)に対し、月額約4500万ドル(日本円にして71億円)の資金提供を行う方向で調整を進めている。複数の関係者によると、マスク氏は「America PAC」と呼ばれる新設の団体に対し、巨額の資金拠出を約束した。イーロン・マスク氏は同日、これを報じたWall Street Journalの投稿に対し「これはフェイクだ」と返信した。ただ、特定して否定したわけではないため、全体が間違っているのか、金額など一部が間違っているのかなど詳しいことはわかっていない。

America PACは2024年6月に設立されたばかりの支援団体。主に激戦州の有権者登録や早期投票、郵便投票の呼びかけに注力する。民主党が従来から展開してきた強力な「投票促進」キャンペーンに対抗する狙いがある。

マスク氏以外にも、複数の著名な起業家や投資家がAmerica PACに資金を提供している。ソフトウェア会社パランティアの共同創業者ジョー・ロンズデール氏やアライアンスの最高経営責任者(CEO)ジョー・クラフト氏が100万ドル(1.6億円)、仮想通貨取引所Geminiを運営するウィンクルヴォス兄弟がそれぞれ25万ドル(3900万円)を寄付している。また、Sequoia Capitalのダグラス・レオーネ氏とフロリダの飲食店経営者ジェームズ・リオトー氏もそれぞれ100万ドルを寄付している。なお、トランプ政権下で国連大使を務めたケリー・クラフト氏はジョー・クラフト氏の妻だ。

America PACの第2四半期(4〜6月)の資金調達報告書によると、同期間に880万ドル(約13億円)を集め、780万ドル(約11億7000万円)を支出した。7月初めの時点で、約100万ドル(約1億5000万円)の手元資金を保有していたという。

マスク氏の支援表明は、13日にペンシルベニア州で開催されたトランプ氏の選挙集会で発生した銃撃事件の直後になされた。マスク氏は自身が所有するSNSプラットフォーム「X」(旧Twitter)上で、負傷したトランプ氏への支持を表明した。

一方、民主党陣営では、6月27日に行われたバイでん大統領とトランプ氏のテレビ討論会での現職大統領の不調なパフォーマンスを受け、党内で路線対立が深刻化している。これを受けて、テクノロジー業界や金融界の大口献金者の中には、トランプ陣営への支援にシフトする動きが加速しているとの見方も出ている。

America PACは、主にトランプ陣営の草の根運動の強化に向けられており、激戦州での現地活動に焦点を当てている。連邦選挙委員会(FEC)の規定で、スーパーPACが選挙運動と有権者への働きかけについて調整を行うことが認められているため、America PACの存在はトランプ陣営にとって大きな戦力になる。

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