KADOKAWAとドワンゴ、サイバー攻撃による情報漏洩を確認 クレカ情報は対象外 振り返りフォーマット
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KADOKAWAとドワンゴ、サイバー攻撃による情報漏洩を確認 クレカ情報は対象外

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【東京総合 = 社会】KADOKAWAとドワンゴは28日、6月8日に発生したランサムウェアを含む大規模なサイバー攻撃により、一部の情報が外部に流出したことを確認したと発表した。両社は攻撃を行ったとする組織が公開した情報を確認し、自社で保有する一部情報の漏洩を確認したという。この事件をめぐっては前日、サイバー攻撃を行ったと自称するハッカー集団が「1.5TB分の情報を盗んだ」と声明を発表していた。これを受けて、KADOKAWAの株価は安値を更新していた。

流出が確認された情報は以下の通り:

  1. 取引先情報
    • 楽曲収益化サービス(NRC)を利用している一部のクリエイターの個人情報
    • 一部の元従業員が運営する会社の情報
    • 取引先との契約書、見積書など
  2. 社内情報
    • ドワンゴ全従業員の個人情報(契約社員、派遣社員、アルバイト、一部の退職者含む)
    • ドワンゴの関係会社の一部従業員の個人情報
    • 社内向け文書

両社は、流出した情報の対象者に個別に連絡を行うとともに、専用の問い合わせ窓口を設置する。なお、個別に連絡がつかない場合は、今回の発表をもって通知したことにする。

両社は、「ニコニコ」サービスを含む顧客のクレジットカード情報について、社内でデータを保有していないため、情報漏洩は起こらない仕組みになっていると改めて強調した。

KADOKAWAは「お客様をはじめ、関係するすべての皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、改めて深くお詫び申し上げます」とコメント。今回の事態を重く受け止め、より詳細な原因の究明を進めるとともに、一層の情報セキュリティ体制の強化徹底を図り、再発防止に取り組むと表明した。

両社は7月中に外部専門機関の調査結果に基づく正確な情報が得られる見通しとしており、判明次第改めて報告するとしている。また、警察による捜査も開始されており、関係当局への必要な報告も行っているという。

今後、流出した個人情報を悪用したフィッシングメールやスパムメールなどの可能性があるため、両社は関係者に対して不審なメールへの注意を呼びかけている。

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