インスタ、スキップ不可の広告導入へ 「休憩広告」、5秒程度
namiten
【東京総合 = テクノロジー】Metaが運営するInstagramは、リールなどの縦型動画コンテンツを視聴中に挿入される広告をスキップ不可能な形に変更する。今までは見たくない広告が表示された場合、下または上にスクロールすれば無視することができたが、今回の仕様変更でできなくなる。YouTubeもこの仕様を実装中で、米景気後退や広告市場の競争激化を見据えてMetaも同様の戦略を取る。
Radditなどに投稿されたスクリーンショットでは、5-6秒程度の短い広告とカウントダウン形式のティッカーが画面下部に表示されている。この機能は、名前をAd Break(休憩広告)として提供する。
米ネットメディアのBusiness Insiderが、Metaの広報担当者の話を元に報じた。記事によると、XやRadditなどで、縦型動画を視聴できる「リール」を使用しているとスクロールできない広告が表示されるという。広告は短時間だが、生成AIを用いて作られた低クオリティの広告も多く、利用者からは不満の声が上がっている。
Metaの広報担当者はBusiness Insiderの取材に対し「当社は常に、広告主にとって価値を生み出すフォーマットをテストしている。テストの結果、正式な製品変更が必要になった場合には、ユーザーに告知した上で全ユーザーに適用する」と話した。
YouTubeやXも動画スクロール中に広告を表示する機能を実装中で、この仕様がSNS業界で急速に広まっている。
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