任天堂、X(旧Twitter)との連携を来月終了 API使用料背景か
namiten
【東京総合 = テクノロジー】任天堂は9日、家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」に搭載されていたX(旧Twitter)との連携機能を海外時間来月10日(日本時間来月11日)に終了すると発表した。「スプラトゥーン」シリーズなどで利用できたXへの画面写真や動画の投稿、フレンドのおすすめ機能などが使用できなくなる。
イーロン・マスク氏によるTwitter買収後、APIの使用料が大幅に値上げされていたこともあり、連携機能の継続に十分な利益が見通せない状況にあった。競合のMicrosoftは昨年4月、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)も、ゲーム機「PlayStation」とXとの連携機能を昨年11月に終了すると発表していた。
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同社によると、連携機能の終了で、以下のような影響が出るという。
- Nintendo Switchの「アルバム」からXへの画面写真や動画の投稿ができなくなる
- 「スプラトゥーン3」の広場のポストからXへの投稿ができなくなる
- 「スプラトゥーン2」の広場のポストからXへの投稿ができなくなる
- フレンドおすすめ機能のSNS連携ができなくなる
SIEも、PlayStation 4とPlayStation 5でXへのゲーム実績やプレイ映像の直接投稿ができなくなると案内している。同社は代替手段として、モバイルアプリ「PlayStation App」からXへ投稿するよう呼びかけている。
XのAPI使用料の高騰により、業界問わずこれまで連携を行ってきた企業の機能縮小が相次いでいる。Xの方針次第では、今後さらに連携解消の動きが広がる可能性もある。
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