日経平均、米経済指標受け大幅高 半導体、輸出関連が牽引
namiten
【東京総合 = 株式】日経平均株価は東京株式市場で24日、大幅に続伸し、907円92銭(2.42%)高い3万8460円08銭で今日の取引を終えた。前日に発表された米経済指標が予想を下回り、過度なインフレ再燃の懸念が和らいだ。フィラデルフィア半導体株指数が2%以上上昇したことで、東京市場でも下落を続けていた半導体関連株に買い注文が集まった。EV大手のテスラが決算で来年までにも新モデルを投入することを表明し13%超上昇したことも追い風だ。
東証プライムの値上がり銘柄数は1195、値下がりが401、変わらずで55と、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を大幅に上回った。業種別で見ると、業種別では33業種中29業種が値上がりした。1位は精密機器で、電気機器、輸送用機器、卸売がこれに続いた。電気・ガス、陸運、パルプ・紙は軟調だった。
日経平均寄与度では東エレク(7.1%)が226円押し上げて断トツだった。ファストリ(2.1%)やアドテスト(3.6%)、SBG(3.1%)、信越化(4.4%)がこれに続いた。個別では英投資ファンドによる株式保有が伝わったニコン(10.3%)や、ルネサス(10.5%)が大幅高だった。
ドル円は154円85銭近辺で推移している。朝方は円高方向に触れていたが、ジリジリと上げ幅を縮め、前日から5銭程度円安ドル高。明日から日銀の金融政策決定会合が控えていることもあり、様子見姿勢が強いようだ。
TOPIXは上昇した。前日比で44.50(1.67%)高い2,710.73ポイントで引けた。
広告