X（旧Twitter）、動画再生機能を強化 中断した位置から再開するように
namiten
【東京総合 = テクノロジー】X（旧Twitter）上でイーロン・マスク氏は日本時間19日、X上で、動画再生機能を強化すると投稿した。YouTubeのように、ユーザーが動画再生を中断した時点を記録し、次に再生するときはその時点から自動的に再生を開始するように変更する。インフルエンサーの取り込みを精力的に行うXでは、長時間動画の投稿が今後増えると予想され、同社は機能強化を急ぐ。
イーロン・マスク氏の投稿に返信した一般ユーザーに反応した。ユーザーの「Xは、私がビデオを中断した場所を記憶する必要がある」との返信に「その機能は近日公開予定です」と反応した。
この機能は、十数分の動画コンテンツ中心に投稿されているYouTubeで実装されている機能だ。Xが、動画を再生する前に数秒の広告が差し込まれるように変更したことで、動画投稿者に還元される収益が大幅に増えた。これを受けてYouTuberがX上に動画を投稿する例が増加している。インフルエンサーの取り込みに力を入れる一方で、ユーザーの需要も取り込む。
ただ、長時間動画そのものに対する期待がしぼみつつあることも事実だ。個人としてはYouTubeで最も多い登録者を抱えるMeBeast氏がX上に投稿した動画は、1本目が1億回、2本目が7000万回、3本目が3000万程度と減少傾向にある。特に1本目は、Xが広告としてユーザーにタイムラインに大量表示して、かさ増ししていたとの指摘が多く、ユーザーがXを長時間動画のために使用するとの見方は限定的だ。
しかし、動画内広告はXにとって収益の重要な柱になる。YouTuberの大量流入が、一時的なブームで終わらないよう、対策を講じる必要がある。
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