NVIDIA、生成AIで株急騰 時価総額でAmazon超す
namiten
【東京総合 = 経済】NVIDIA株がこの1年で急騰している。約1年で4倍超に膨れ上がった株価は12日、時価総額で一時Amazonを上回った。生成AIブームで、データセンター向けGPUの売り上げが急成長。生成AIを早期に導入したMicrosoftとともに、米ハイテク市場の構図を塗り替えている。
昨年1月からの上げ幅は400%を超えた。ハイテク株比率の多いNASDAQ総合指数は同期間の上げ幅が53%にとどまる。GPUで競合するAMDも170%上げているが、NVIDIAとは大きな差をつけられ、足元では息切れ感の兆しが見える。データセンター向けGPUで先行していたことが奏功した。
12日終値で時価総額は約1兆7800億ドル(約265兆円)を超えた。Amazonの時価総額を一時的に上回った(終値では100億ドルの差)。米Googleの持ち株会社Alphabetとの差も600億ドルに迫る。
OpenAIと協業するMicrosoftも好調な決算を発表し、株を上げている。およそ1年半ぶりにAppleから時価総額1位の座を奪還し、維持している。
IT関連企業では、生成AIに対する姿勢で市場の評価が割れている。Appleは明確に方向性を示さなかったことで、株主からの圧力が強まり、決算発表で言及するにまで追い込まれた。
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