日本郵便、ゆうパック・速達サービス見直し 半日〜1日遅く
namiten
【東京総合 = 社会】日本郵便は、トラックドライバーの時間外労働規制などの法令改正を背景に、4月からゆうパックと速達郵便物のサービスを見直す。一部地域で、ゆうパックと速達郵便物の配達日数を今より半日から1日程度延長する。
「長距離運送便を中継輸送に切り替えたことで到着時間が後ろ倒しになり、結果お届け日数を調整することになった(日本郵便)」という。ドライバーは、今年から時間外労働の上限が960時間に制限される(2024年問題)。人手不足が一段と深刻化する懸念が強まる中、配送大手は水面下で必死の調整を続ける。
10月から、ゆうパックの配達希望時間帯「20時-21時」が廃止され、7区分から6区分に変更されるという。こちらも配送ドライバーの負担を軽減するためとしており、配送日数の後ろ倒しとともに、配達にゆとりを持たせる。
普通扱い郵便物、ゆうパケット、クリックポスト、レタックス、書留、簡易書留などの配達日数には変更はない。速達郵便物については、航空輸送を活用して3月31日までの配達日数を可能な限り維持する方針だ。
宅急便のヤマト運輸は、2023年6月ごろに配達日数の見直しを行なっていた。
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