日大アメフト部、廃部の見通し 今日にも決定
namiten
【東京総合 = 社会、論説】日本大学アメリカンフットボール部の違法薬物事件に絡み、日大がアメフト部を廃部にする方針を固めた。29日、関係者への取材で明らかになった。同部は8月以降、麻薬特例法違反の疑いなどで部員あわせて3人が逮捕された。薬物の使用が常習的になっていた可能性を踏まえ、今日の理事会で廃部を正式に決定する。
昭和15年(1940年)創部。「甲子園ボウル」で21回の優勝を誇る。
だが、近年は問題が相次いでいる。平成30年には同大学の選手が悪質なタックルで相手選手を負傷させる問題が起きた。指導者らは全員解任されたが、その年の公式戦出場の資格停止の処分を受けた。あれから5年、今回の事件を受けて部は無期限の活動停止処分を受けた。創部83年、古豪の未来は砕け散った。
警視庁は、アメフト部の学生寮を現時点までに2回家宅捜索を行っている。部員2人を逮捕した。さらに27日には、部員1人を麻薬特例法違反(譲り受け)容疑で逮捕している。
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