米IBMがX(旧Twitter)への広告出稿を緊急停止 広告表示めぐりX側とトラブル
namiten
【東京総合 = テクノロジー】IBMがX(旧Twitter)への広告出稿を緊急停止したことが、日本時間17日わかった。英フィナンシャル・タイムズが伝えた。
IBMは17日までに、旧ナチス・ドイツ関連の話題を含む不適切な投稿に自社の広告が表示されていたことを踏まえ、X(旧Twitter)への広告出稿を緊急停止したと発表した。影響は欧米諸国だけでなく世界規模に及ぶ。来年までに完全黒字化を目指す同社にとって大きな痛手になりそうだ。
左派系非営利団体のメディア・マターズは16日、IBMをはじめ、スマートフォン製造大手のApple、ソフトウェア大手オラクルなどが出稿した広告が、「アドルフ・ヒトラーとそのナチ党を称賛する」旨の投稿に表示されていたと主張した。
これを受けてIBMは緊急声明を発出。「ヘイトスピーチや差別には一切の寛容を示さない方針を持っており、この全く受け入れがたい状況を調査する間、X上の全ての広告を即座に停止した」とコメントした。
マスク氏はメディア・マターズを「悪の組織」と強く批判した。X News Dailyは「メディア・マターズは広告が表示されるまで永遠にプロフィールをスクロールしているだけだ」と分析している。
同様の報告を受けたAppleとオラクルはフィナンシャル・タイムズの取材に答えていない。
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