ローソン、新型ATM設置へ セブンに対抗、チャージ需要応える 日経報道
namiten
日本経済新聞は14日、ローソンが自店舗に置くATMを順次新型に切り替えると伝えた。新型への切り替えは投資額は300億円規模と見られる。新たにNFCタッチに対応し、高齢者や障害者に配慮された設計になるという。
「顧客ごとにパーソナライズ化してサービスを提供していく」。日本経済新聞の取材にこう述べたのは、ローソンの鶴田直樹社長。平成30年の開業以降、ATMの刷新は初めてだという。
新型ATMには従来のQRコードを使った取引に加え、セブン銀行が導入している「NFCタッチ」と呼ばれる近距離無線通信技術を搭載する。Suicaなどの交通系電子マネーを始め、クレジットカード、iPhoneやAndroidなどが対応している。現金を入金してチャージできるようにする計画だ。入金の一部返金にも対応するという。
ローソン銀のアプリで、出金の金額などをアプリで事前に設定可能にし、ATMにかざすだけで出金を終えられる機能も搭載する構想もある。実現すれば10秒程度で手続きが終えられる。急速に普及が進むマイナンバーカードを通じた行政サービスにも対応する。
高齢者や障害者にも配慮する。数字を示すボタンや紙幣の挿入口が手元で隠れるようにするほか、車椅子でも利用しやすい配置にするという。杖や飲み物のカップを置けるスペースも用意する。
情報:日本経済新聞電子版
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