総務省、生成AIのデータ整備に100億円 日経報道
namiten
日本経済新聞は8日、日経電子版で、総務省が生成AIの日本語データ整備に100億円を計上する方向で調整に入ったと伝えた。総務省所管の情報通信研究機構(NICT)が日本語を中心とした学習用のデータ基盤を整備するという。データは国内のNTTやNECなどの民間企業に提供する。
学習データ基盤の整備については24年度予算の概算要求時に10億円を計上していたが、昨今の情勢を踏まえて補正予算で更なる拡充をめざす。
生成AIの基盤となる「大規模言語モデル」の開発に必要な高精度のデータを集約する。NECやNTT、ソフトバンクなどの国内企業の活用を想定しているという。生成AIによる拡散が懸念される偽情報を減らすための実証実験にも取り組む。
生成AIの活用をめぐっては、政府が、安全性や透明性などが保たれているかどうかを確認するための第三者機関や外部監査機関の設置が有識者会議で検討されている。
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