「やっぱりTwitterが好き」、TwitterとThreadsは共存し得る。 振り返りフォーマット
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「やっぱりTwitterが好き」、TwitterとThreadsは共存し得る。

namiten

7/6の朝、天下のInstagram(Meta)がTwitterの代わりと銘打って「Threads」を発表した。文字制限がなかったり、公式マークもちゃんとしてて、UIや操作性も作り込まれている。Twitterを超えたSNSと言っていいかもしれない。確かに使いやすい。ぶっちゃけこっちがほとんどの面で上回っている。一つを除いて。

この記事において大事なのは「Twitterはロマンと性癖の塊」ということである。

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Threadsのアクティブユーザー数が7000万人を超えた

当サイトでも、ユーザー数の推移は速報でお伝えしたが、改めてThreads公開までの流れを確認していこう。

  1. 7/1、Twitterの閲覧制限が開始。
  2. 7/4、Threadsのストアページが公開
  3. 7/5、Threadsの公式ホームページが発見される
  4. 7/6、午前8時前後にiPhone、Androidどちらでも使えるように
  5. 7/6、午前10時に登録者が200万人を突破
  6. 7/6、正午に登録者が600万人を突破
  7. 7/6、午後2時、登録者が1000万人を突破
  8. 7/6、午後5時、登録者が1300万人を突破
  9. 7/7、午前3時、登録者が3000万人を突破
  10. 7/8、午前3時、登録者が7000万人を突破

現在、公式に発表されているもので最新のデータは午前3時の7000万人である。ただ、月曜日の午前3時にはおそらく1億人を突破していると思う。「おそらく」だが。

本家instagramのアクティブユーザー数が20億人なので、そのうち1/10程度が登録すると考えても、ユーザー数は2億人をこえる。Twitterが4億人なので半分に迫る数値だ。

2日半、Threadsを使ってわかったこと

Threadsを使ってわかったことがある。Twitterとは根本的に「雰囲気」が違う。キラキラ投稿というか、TLから陽キャ感が滲み出ている。

Instagramと連携しているため、始めるのはすごく簡単だった。自分はAndroidのため、iPhoneより数日遅くても我慢しようとは思っていたのだが、Metaも相当本気なのだろう。まさかの同日リリース。朝8:00にはPlay Storeで一般公開されていた。Instagramを全く使わない筆者は、アカウント名が本名だったので、アカウント名の変更をしようとしたのだが、まさかのアプリが必要とのこと。サインアップまでは数分で終わったが、Twitterの「移行先」として考えている人はInstagramアプリは必須と言っていいだろう。ログイン時にも必要。ただ、Metaアカウントとして共通しているのは、AppleアカウントやGoogleアカウントと同じように便利だ。なんなら、Facebookは本名や住所まで入れているので、Googleアカウントと同レベルの個人情報が詰まっている。まあ、筆者の個人情報が流出したところで、大した価値はないのでハッキングされても世間に与える影響は少ないのだが、やはり少し不安ではある。全くと言っていいほど使っていなかったFacebookにほぼ全ての情報を提供しているのだから。

前置きが長くなったが、結論から言うと使いやすい。というか、Twitterである。Twitterだ。イーロンの買収前とほとんど変わらない。UIもほとんど同じで、ツイート機能も変わらない。Twitterを少し改善したSNSというところだろうか。

ただ、いくらフォローしてもTLの精度が悪い。おすすめとフォローが混ざった感じがする。あと、トレンド機能やDM機能もない。トレンド機能はもう少ししたら導入するとかなんとか言っていたし、DMも対して使って居なかったので私は困らないが、多用して居た人は不便に感じるかもしれない。ただ、所詮Instagramの派生なのでその人のInstagramでDMをすれば解決する。

ツイートと同様の機能は「スレッズ」と呼ばれ、画面中央からワンタップで起動可能。全角で500文字まで書き込めるので、長文を書くときにはある程度気にしなくていいので便利かもしれない。ただ、筆者は如何に140文字に収めるか、というのもTwitterの楽しみの一つだと思っているので、自分にとってはあまり必要ない。

また、改行を3回繰り返すと、それより下に入力したものは「リプライ」として扱われるらしい。他にも便利機能はあるようだが、所詮Twitterの焼き回しに過ぎない(と、筆者は感じている)ので、ここではあまり触れない。この記事の本題は「如何にTwitterが素晴らしいく、ロマンと性癖の塊」かを伝えることだ。バイアスが掛かっているなどの文句は承知の上だ。

Twitter、Metaを提訴の方針

トレンドにも上がって居たので知っている人は多いかもしれないが、どうやらTwitterがメタを提訴するらしい。当サイトも記事を出しているので詳しくはそちらを見ていただきたいのだが、簡単に言うと

「大量解雇された元社員を雇って知的財産が流出している。」

「機密情報が漏れている!」

といったものなのだが、いやどの口がいっとんねん。

このニュースを報じたというかシェアした@TitterDailyのツイートに対してイーロンが「競争はいいが、不正はダメだ。」とリプしているのを見ると、まあほぼ確実に提訴するんだろうなぁ…と感じる。誰のせいなんだよ、と思うことはあるが。

イーロンは余裕の煽り

イーロンは、SNS登場からずっとMetaとThreads煽っている。Twitterの共同創業者であるジャック・ドーシーと一緒にThreadsを貶めるのに必死だ。

例えば以下のツイート。ジャックは空飛ぶ車が欲しかったらしいが、その代わりにTwitterのクローンを手に入れてしまった、とツイートした。確かに画像を見ると、どれがどれだか全く分からないw

街中で急に「どれがTwitterですか?」と聞かれたら全部Twitterと答えてしまうかもしれない。なんとこの中にTwitterは存在しない(多分)。

これに対して、イーロンが爆笑している絵文字を返信したり、Twitterの現CEOが「Twitterというコミュニティは10年以上かけてあなたと共に歩んできた。私たちのシステムはよく真似されるがTwitterというコミュニティは真似できない。」といきなり愛の告白みたいなことをしてみたり。Threadsはフレンドリーな空間を目指すとMetaのCEOが発言したのに対してイーロンが「痛みを隠してInstagramの偽りの幸福に浸るより、ツイッターで無関係の人たちから攻撃される方がずっといい。」と分からなくもないツイートをしてみたり。とにかくThreadsを引き下ろすのに必死だ。しかし、安心して欲しい。おそらくTwitterがThreadsに負けることはないと思う。

Threadsの厳しい規制

先ほども少し触れたが、MetaのCEOは、Twitterのように炎上してギスギスするより、もっとフレンドリーな空間を目指すと発言している。如何にもInstagramらしい考え方だ。ただ、そのためにあらゆる規制をし過ぎてしまったようだ。それも、致命的なレベルで。misskeyという日本産の分散型SNSがあるのだが、そこでsmhn.info さんのノート(ツイートに相当)がバズっていた。内容としては「おねショタ弾圧」というもので、なんとThreadsで「おねショタ」と検索するとフィルターに掛かって検索できないという。

別に筆者の性癖がおねショタというわけではないのだが、このままではInstagramと同じように性的作品の投稿が禁じられてしまうかもしれない。むしろInstagramよりひどくなるかもしれない。

私は怒っている。フレンドリーな空間を目指すのはいいのだが、少々やり過ぎではないだろうか。なんのためのTwitterなのだろうか。なんのためのテキストSNSなのだろうか。馬鹿なのだろうか。常に人間の中心には「ロマンと性癖」があるのである。そしてこの二つはリンクしている。証拠に、smhn.infoさんノートには「紛争を開始」「ならば戦争だ」などの紳士たちの怒りが噴出している。

ロマンも性癖もブロックするようなクソSNSに用はない。例のノートを見た瞬間(※下記URL参照)、私はそっとアンインストールすることにした。

https://misskey.io/notes/9gu6edzk9b

こんなSNSに価値はない。繰り返す。こんなSNSに価値はない。

ThreadsはTwitterの代わりにはならない。それは、今の話を聞いた方々ならお分かりだろう。そう、ただただ和むだけのSNSはつまらない。時には議論し、時には嫌がらせをしたりされたり、時には少し良くないツイートを発見してそっとブックマークに保存したりなど、そういうのが求められているのだ。こんなのは陽キャが使うSNSだ。用はない。

だからと言ってThreadsは無視できない

この記事を書いている最中にまさかの、訴訟案件に持って行ったり、サークル機能の廃止を急に明かすなど、イーロン節の止まらないTwitter。どちらも当サイトではニュースとして掲載した。そしたらなぜか、サイトのアクセス数が40倍を超えるなどしたのだが、それは置いといて、海外と日本の反応は以下の通り。

訴訟案件

海外「お前が発端だろ」

日本「タヒね」

サークル機能廃止

海外「いらねえ」

日本「タヒね」

と言った感じだろうか。

まあ、イーロンに対しての不満が溜まっているので、そろそろガス抜きを頼みたいとこなのだが、意外だったのはサークル機能の廃止だ。もちろん全員が全員というわけではないのだが、日本と海外で反応にだいぶ差があった。日本人はタヒねボットになっていたのに対し、海外ではそこまでの批判は見られなかった。

仕方なくThreadsのアカウントを作った、という報告もよく耳にするのと、実際にこのままいけばChatGPTの1/5くらいのスピードで1億人を達成しそうなので、どれだけゴミSNSであっても、Twitterにはかなりの悪影響を与えそうだ。ChatGPTのアクティブユーザ数も頭打ちになって、減少に転じているので、この動きが長く続くかは疑問だが。

情報配信の課題

他記事で詳しく扱っているので、あまり細かくは扱わないがTwitterの立ち位置と企業や国の方針が気になる。Threadsには現状、使えるAPIが乏しい。J-ALERTや緊急地震速報などを配信する「首相官邸(災害・危機管理情報」はどうするのだろうか。Twitterで気象警報などを詳しく発信してくれる「NERV防災」、「緊急地震速報bot」、「NHKニュース速報」など、まさしく10年間で培ってきた、日本独自のTwitterコミュニティがある。これらが全てが全てThreadsに対応するとは考えづらい。Twitter一強だった時代は、一つで済んだAPIや開発費も今や、MSTDNやmisskey、Bluesky、Threadsなど多様化してしまっている。

仕方なくTwitterでの配信を終了するアカウントが出てきてもおかしくない。しかし、それはTwitter崩壊の始まりと認識されてもおかしくない。

Twitterという最強のプラットフォーム

かつて、2chが一強だった時代があった。その前には「あめぞう」があり、それは「Facebook」「YouTube」「Twitter」「mixi」「Gmail」「LINE」「Instagram」などへと変わってきた。

盛者必衰という、馴染み深い言葉がある。しかし、この4文字は想像以上に深いということを今Twitterが体現している。今回のTwitterは半分自爆のようなものだが、2chやmixiなどはどうだろうか。どれだけ盛り上がっても、後出しジャンケンでそれより優れたアイディアと技術を兼ね備えたプラットフォームが出てくる。これが時代の流れだ。

しかし、日本人は「右に倣え」という言葉で成長を重ねてきた(異論は認める)。少し保守的すぎるのかもしれない。それを批判するつもりはないが、日本人は古いものを大切にする習慣がある。筆者も、もれなくだ。

Twitterはもっと盛り上がってほしい、という思いが強い。Twitterは国産ではないが、他にはないくらい日本ユーザーに寄り添っていた。それは、営利企業として当然のことかもしれないが、ユーザーとしては有り難かったはずだ。

Twitterの代わりを目指すのであれば、日本人の文化を尊重し、日本人の変態さを理解するSNSであってほしい。少なくともThreadsは現時点ではそうではない。Twitterを競合として認識するには足らない。改善を要望する。

最後に、
「おねショタ弾圧はマジで許さんからな。Meta絶殺。」

(NAMITEN)

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