東海道新幹線「のぞみ」ピーク期間は「自由席車両なし」 全車両指定席に
namiten
〈修正〉23:03
JR東海とJR西日本は、13日、ピーク期間におけるのぞみの運行について、自由席(自由席特急券)の利用を停止し、全席指定席(指定席特急券)にすると発表した。対象の期間は、年末年始、ゴールデンウイーク、お盆期間の3大ピーク。「のぞみ」が自由席なしで運行するのは約20年ぶり。
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乗客が確実に席を確保できるようにするとともに、自由席車両に並ぶことでホームが混雑する事態を防ぐ目的で導入される。自由席をなくすことで、指定席が約2割増える。
対象となるのは、東海道・山陽新幹線(東京―博多間)を運転するすべての「のぞみ」。通常は、1編成あたり3両の自由席車両が設定され、約1300席中250席を自由席が占めていた。
新型コロナウイルスの影響で大幅に利用者数が減少していた東海道新幹線だが、今年からインバウンドの回復などを背景に乗車率が上昇。特に夏のお盆期間中の指定席予約率が99%となり、ピーク時恒例のパンク状態が続いた。
ただし、のぞみ以外の新幹線「ひかり」「こだま」「みずほ」「さくら」には、従来通り自由席を設定するという。
また、JR東海は10月1日から新幹線ネット予約サービスである「EX予約」の指定席予約可能期間を現行の1カ月前から1年前に拡大。早期の予約を促し、乗客にさらなる利便性を提供することで同サービスの普及を図る。
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