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日産、前期純損益6700億円下振れ 競争激化で

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【東京本局 = 東証】(プライム、コード7201、連結)日産自動車(0.5%)は24日、25年3月期(前期)の連結純損益が7000〜7500億円の赤字(前の期は4266億円の黒字)になったようだと発表した。従来予想の800億円の赤字から6200〜6700億円下振れ、20年3月期(6712億円の純損失)を上回る過去最悪の赤字に転落する。QUICKコンセンサス(13社)の1126億円の赤字も大きく下回る。売上高は前の期比微減の12兆6000億円、営業利益は同85%減の850億円になったもよう。売上高はQUICKコンセンサスを1%上回るが、営業利益は28%下回る。

日産はホンダとの経営統合に向けた構想が頓挫し、足元で大規模リストラや生産台数の調整といった経営改革に迫られている。この費用を現時点で正確に算定できないことから、純損益は下方修正とともにレンジ予想へと変更した。実質的な手元流動性(ネットキャッシュ)は1.5兆円と、9月末のグループ全体の1.3兆円からやや膨らむ。

工場の資産査定を済ませ、5000億円超の減損を計上するほか、リストラ費用に600億円を充てる。

あわせて、前期の年間配当を0円とする方針を取締役会で決議した。従来は未定だった。前期実績の20円を下回り、21年3月期以来の無配を計画する。きょう終値をもとに計算した年間配当利回りは0%となる。

Nissan CarのNissanロゴ 2024年12月5日Nissanのロゴ。
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