サトウ食品、今期純利益４億円上振れ　パックごはん好調　配当増額

【東京本局 = 東証】（スタンダード、コード2923、17時45分）パック米飯「サトウのご飯」を手がけるサトウ食品（1.0%）は８日、25年４月期（今期）の連結純利益が前期比７%減の21億円になりそうだと発表した。従来予想の17億円から４億円（２割）上振れ、減益幅を縮小する。売上高は同８%増の462億円（従来予想は450億円）、営業利益は同４%増と27億円（同21億円）に上振れ、営業減益から一転して増収営業増益に転換する。コメの高騰を受けて、値上げが緩やかなパックごはんの売れ行きが好調で、収益を押し上げる。価格改定の実施が売上高を伸ばし、当初予想から上振れる。

あわせて、25年４月期（今期）の年間配当を70円とする方針を取締役会で決議した。従来は60円だった。記念配当５円を含む期末配当70円（うち普通配当65円）とし、24年４月期（前期）の実績を10円上回る。きょう終値をもとに算出した年間配当利回りは1.0%となる。

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