東証、大幅に3日続落 上昇銘柄数、市場再編後で最小
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード101/Tなど、大引け)7日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に3日続落し、前営業日比2644円(7.8%)安の3万1136円58銭で終えた。昨年8月5日の終値を下回り、1年5ヶ月ぶりの安値まで売り込まれた。下げ幅は1949年の算出以来、3番目の大きさだった。
日経平均採用銘柄の上昇数は昨年8月以来のゼロで、プライム全体でも6銘柄と1ケタ台に収まった。2022年の東証再編後で最小だった。とりわけグロース指数の下げがきつく、下げ幅は10%を超えた。TOPIXは193.4ポイント(7.7%)安の2288.66ポイントで取引を終えた。昨年8月以来の安値で終えた。
プライムの売買代金は6兆9893億円と、5ヶ月ぶりの大きさだった。
日経平均の寄与度トップのファストリ(7.2%)、東エレク(10%)、アドバンテスト(10.9%)、ソフトバンクG(12.3%)、KDDI(2.8%)が軒並み大幅安となり、5銘柄だけで800円あまり押し下げた。リクルート(10.6%)や信越化(8.8%)、ソニーG(10%)も下げた。直近まで個人投資家の買いを受けていたJX金属は18%安、キオクシアは19%安と急落した。ここ1年間、上昇率上位を満喫していたフジクラ(16.2%)は連日の一時ストップ安まで水準を切り下げ、AI半導体関連株の終焉を象徴するような取引だった。
銀行株(9.9%)も連日で下落しており、今日の売買代金トップとなった三菱UFJ(10.3%)は昨年8月以来の水準まで押された。
広告