カカクコムが朝高後下げる 今期純利益上振れも来期減益が重荷
namiten
【東京本局 = 東証】（プライム、コード2371、正午）カカクコムが朝高後ほどなくして下げに転じた。一時、前日比で83円（3.6%）高い2356円まで上昇したが、前引けは58円（2.5%）安い2215円50銭で取引を終えた。
19日、25年３月期（今期）の連結純利益が前期比１割増の198億円に上振れそうだと発表した。従来予想の194億円から上方修正したが、QUICKコンセンサス（８社）の206億円を下回り、物足りなさから次第に売りが優勢になった。売上高は同16%増の780億円（市場予想比0.8%）、営業利益は13%増の同292億円（同2.1%）になる見通しだ。配当計画は年間80円で従来予想から据え置く。
また30年３月期を最終期とする中期経営計画で、26年３月期（来期）の連結営業利益が今期計画比４%減の280億円になりそうだと発表した。QUICKコンセンサス（８社）の338億円を大きく下回り、株価の重荷となっている。売上高は920億円と、市場予想の863億円を上回る見通しだ。営業利益率は今期の37%から30%に低下する。市場予想の39%を下回る。
会社計画から算出した25年１〜３月期の連結純利益は概算で、前年同期比13%減の47億円になる見通しだ。QUICKコンセンサスの54億円を下回る。売上高は同16.7%増の213億円、営業利益は５%減の71億円と増収減益を見込む。売上高は市場予想の207億円を上回るが、営業利益は同77億円を下回る。
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