中国NIO、スマホ事業縮小へ 国内販売振るわず
namiten
【東京本局 = テクノロジー】EVの中国NIOがスマホ事業を段階的に縮小する。22年に参入を発表してから3年足らずで撤退に追い込まれた。競争が激しくなる中国市場でシェアを十分に獲得できず、採算が合わないと判断した。報道を受けて中国NIO(9866/香港)は12日の香港株式市場で一時、前日比で4香港ドル(10.5%)高い42.05香港ドルまで上昇した。
自社EVとの連携機能を拡充したが振るわなかった。カラーバリュエーションも豊富に用意したが、競争の激しい中国市場で消費者の心に響かなかった。直近では24年夏に第2世代を発表していた。
報道によると、李斌(ウィリアム・リー)CEOが「ユーザー価値を生み出せないポジションやプロジェクトはやめるべき」と、従業員向けの会議で話した。リストラなどを実施する構えという。
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