セブン&アイ、3日ぶり反発 大規模な自社株買いきょう決議
namiten
【東京本局 = 東証】(プライム、コード3382、14時)セブン&アイが後場に上げ幅を拡大し、一時前日比で201円(10.0%)高い2199円まで上昇した。後場中ごろ、「同社が大規模な自社株買いをきょうの取締役会で決議し、開示する」とブルームバーグが伝えた。創業家によるTOBが頓挫したことや、ACTの買収提案を受け入れず自己再建を進めると伝えられていたことから足元の株価は急落していた。
セブン&アイは26年2月期までに2100億円の自社株買い枠を設定している。昨年5月に1100億円の自社株買いを完了してから動きがなかったが、スーパーや外食など非中核事業を束ねる「ヨークHD」の売却目処が立ち、会社価値向上を進める準備が整ったと判断した可能性がある。ヨークHDは7000億円超の企業価値で米ベインキャピタルに売却する方針だ。売却益を株主還元に充てて市場の評価を高める狙いがある。
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