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ソフトバンクG、OpenAIに3.9兆円の追加出資検討 Microsoft上回り最大

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【東京本局 = テクノロジー】ソフトバンクグループ(SBG)が、OpenAIに対し最大で3兆9000億円前後の追加出資を検討していることが30日、わかった。OpenAIと協議を続け、最終的な出資額を詰める方針だ。

日本経済新聞やFinancial Timesによると、150億ドル〜250億ドルの出資を検討しているという。実現すれば、累計の出資額がMicrosoftを上回って最大の資金の出し手になる見通しだ。ただMicrosoftはOpenAIの企業価値が小さい頃から出資しており、株式保有率はMSが引き続きトップを握る。

両社は米トランプ大統領就任後、AI技術に合計で5000億ドルを投資する「スターゲートプロジェクト」を打ち上げた。SBGとOpenAIは140億ドルを出資する見通しだ。今回の追加出資案は同プロジェクトと直接的な関係はないが、出資が決定すればOpenAIのプロジェクト出資額を事実上カバーすることになる。

複雑な企業統治構造が仇となってトラブルが起きたOpenAIは、営利企業が経営を握れるようにする改革を進めている。再編が進むと出資比率も変動するため、SBGの影響力がどれほど大きくなるかは不透明だ。

資金調達が課題となる。SBGは足元で3.8兆円の手元資金を抱えるが、スターゲートプロジェクトとOpenAIへの投資を埋められる規模ではない。新たな資金調達も視野に入れて協議を進める考えだ。

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