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日経平均、3日続落 上値重く海外短期勢が売り

namiten

【東京本局 = 東証】14日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落した。終値は前日と比べて185円96銭(0.48%)安い3万8535円70銭。朝は先物主導の買いが優勢だったが、3万9000円を上回る場面では利益確定目的の売りが出て上値が重かった。海外短期筋の戻り待ち目的の売りも次第に強くなり、程なくして下げに転じた。

外国為替市場で円安が進み、日銀が次回会合で追加利上げに踏み切るとの思惑も重荷だった。13日の米株式市場でダウ平均株価は反発した。米労働省が13日に発表した10月の米消費者物価指数(CPI)は前年同期比2.6%の上昇だった。市場予想通りとなり、FRBの利下げスケジュールに与える影響は軽微との見方が相場を押し上げた。一方、米下院戦でトランプ氏率いる共和党が過半数を得ることが確実となった。減税など金融緩和を看板政策に掲げる同氏の政策が進みやすくなるとの見方が広がり、米長期金利は上昇(債権価格は下落)し、ハイテク株には売りが出た。NASDAQ総合指数は0.26%安で引けていた。

東京市場はファストリやトヨタなどの輸出関連企業が高い一方、米ハイテク株安を受けてディスコが4%を超える売りに追い込まれ、好決算と持ち上げられていた東エレクも3.5%安と沈んだ。

前日に決算を発表したすかいらーく(5.8%)やTOPPAN(8.1%)は急落した。一方、日米の金利上昇を受けて利ざやが改善するとして三菱UFJ(0.7%)や三井住友FG(0.5%)が買われた。3メガバンクは引け後に決算を発表する。1番乗りのみずほ(8411)は、通期の会社計画を上方修正したほか、自社株買いと配当増額を発表した。ファストリやファナックが上昇した。

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