Threads、タイムラインに広告 1月から Twitterからの移行増で
namiten
【米国本局 = シリコンバレー・東京本局 = テクノロジー】Threadsは25年1月からタイムライン上に広告を表示する。昨年7月にTwitter(現X)の混乱に乗じる形で始まった同サービスは収益化が大きな課題になっていた。足元でXからの流入者が再び増加しており、収益モデルの確立を急ぐ。広告導入は当初、一部広告主に限定し、段階的に拡大する方針という。米テクノロジーメディア「The Information」が14日までに報じた。
広告配信はInstagramの広告部門が担当する。ただ、Metaのスーザン・リー最高財務責任者(CFO)は10月の決算発表で「25年の収益に大きな影響を与えることはない」と述べており、広告配信による収益化は慎重に進める構えだ。
マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)によると、10月時点の月間アクティブユーザー数は2億7500万人。1日あたり100万人のペースで増加しており、Xの3億3200万人に迫る勢いを見せている。
Threadsはメタが政治的なコンテンツを制限する方針を打ち出すなど、Xとの差別化を図っている。広告技術面ではメタの既存プラットフォームの知見を活用でき、広告主からの期待も高まっている。Xはオーナーのマスク氏が政府側近に採用されたことから広告収入が急減しており、収益化に苦心していた。
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