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日経平均、3ヶ月半ぶり高値更新 TOPIXは34年ぶり最高値塗り替え

namiten

【東京総合 = 経済】東京株式市場で日経平均株価は4日、大幅に5日続伸し、3月22日以来、およそ3ヶ月半ぶりに最高値を更新した。終値は前日比332円89銭(0.82%)高い4万0913円65銭で今日の取引を終えた。東証株価指数(TOPIX)も5日続伸し、前日比26.29ポイント(0.92%)高の2898.47で取引を終了。1989年12月18日につけた最高値2884.80ポイントを約34年半ぶりに更新した。

この日の東京市場は、前日の米国株式市場でナスダック総合指数が最高値を更新したことを受け、半導体関連株を中心に買いが先行した。さらに、ここ数日好調な、輸送用機器や銀行などの大型バリュー株も堅調な動きを見せ、相場を押し上げた。

東証プライム市場は、値上がり銘柄数が986銘柄。値下がり銘柄数の585銘柄を大きく上回った。業種別では、33業種中28業種が上昇。非鉄金属、輸送用機器、銀行、卸売業などが上位を占めた。

市場専門家は、この上昇の背景として、円安や米国株高、4-6月期決算への期待感などを挙げている。また、外国人投資家による買い需要の増加や、自社株買いの拡大、個人投資家の積立投資の増加なども相場を押し上げる要因となっているという。

一方で、相場の重石となったのが川崎重工業の株価下落だ。同社が海上自衛隊の潜水艦関連契約で不正な資金捻出を行っていた疑いが報じられ、株価は前日比473円(7.33%)安の5978円まで下落した。

今後は米国の金融政策や為替相場の動きに加えて、本格化する4-6月期決算の内容などが注目される。市場参加者の間では、日本企業の業績改善期待が高まっており、この勢いが続くかどうかが焦点となりそうだ。足元で円安が進んでいることも好材料視する見方もある。

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