KADOKAWAのサイバー攻撃、ハッカー集団が声明をダークウェブに再掲
namiten
速報 21:25 更新 21:47
【東京総合 = テクノロジー】先月8日に発生したKADOKAWAへのサイバー攻撃で、攻撃を仕掛けたロシア系ハッカー集団「BlackSuit(ブラックスーツ)」が4日午後9時前後に、声明を再公開していたことがわかった。声明は先月27日に公開されたもので、日本時間2日に実行された情報放出の翌日に集団が削除していた。
声明によれば、同組織は約1ヶ月前にKADOKAWAのネットワークに侵入。子会社のネットワークが相互に接続されていることを利用し、グループ全体のシステムを暗号化したという。窃取したとされるデータには、契約書、DocuSign済み文書、法的文書、プラットフォームユーザーの個人情報、従業員情報、事業計画、プロジェクト関連データ、財務情報などが含まれ、データ総量は約1.5TB。
KADOKAWAとその子会社のドワンゴは情報放出があった2日、情報漏洩の可能性が高い項目を公表。N高等学校などの生徒情報、ドワンゴの従業員情報、取引先との契約書などが含まれていることを認めた。ただし、ニコニコ動画などのサービスにおける顧客のクレジットカード情報は社内に保管していないため、流出の可能性はないとしている。
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