Apple、iOS 19「Luck」など次期OS開発に着手 AI機能強化
namiten.jp〈日曜特報〉
【東京総合 = テクノロジー】Appleは、2025年リリース予定の主要デバイス向け次期OSの開発に着手した。主力製品のiPhoneに搭載されるiOS 19のコードネームは「Luck(ラック、日本語で運)」。また、macOS 16は「Cheer(チアー)」、watchOS 12は「Nepali(ネパリ)」、visionOS 3は「Discovery(ディスカバリー)」と、それぞれにコードネームを付けた。
Appleは既に来年に発売を計画する製品の設計・開発を進めている。各製品が正常に使えるどうか確かめるため、搭載するOSのテストが必要になる。iOS 18やmacOS Sequoiaなど、今年のソフトウェアアップデートが一般公開されていない段階での次期OS開発の開始は、Appleの通常の開発スケジュールに沿ったものだ。
iOS 19の具体的な新機能については現時点で不明だが、AIアシスタント機能「Apple Intelligence」の強化が行われるとの見方が大勢だ。Appleは今月8日に開催した開発者会議WWDCで、iOS 18に搭載予定のApple Intelligenceを発表している。iOS 19ではこの機能の拡張や改良を狙う可能性が高い。
最新のARゴーグル「Vision Pro」向けに提供するApple Intelligenceの開発も並行して進める。関係者によると、Vision Pro向けのApple Intelligenceは今年のリリースには間に合わないが、来年初頭のリリースを計画しているという。同社はAI機能の導入で、低迷している販売台数が弾むと見ている。
次期OSは2025年秋ごろにリリースする予定で、詳細な機能や開発者向けの提供時期は今後詰める。