ブックオフ、決算発表延期 従業員が現金を不正取得
namiten
【東京総合 = 経済】ブックオフグループホールディングスは25日、2024年5月期の決算発表を延期すると発表した。当初7月16日に予定していた発表を見送り、新たな発表日は後日公表するとしている。
同社は、子会社が運営する複数の店舗で従業員による不正行為の可能性が発覚したことを明らかにした。架空の買い取り、在庫の不適切な計上、これらに伴う現金の不正取得が疑われている。
この問題を受け、ブックオフは同日付で特別調査委員会を設置。弁護士2名と公認会計士1名で構成される委員会が、事実関係の調査や財務諸表への影響額の算定、再発防止策の提言などを行う。
同社は特別調査委員会による調査に全面的に協力し、早期に調査を進めるとしている。調査結果は報告書受領後、速やかに公表する方針だ。また、調査途中でも開示すべき事項があれば即時公表するとしている。
また、同社グループの国内外全店舗において臨時の実地棚卸しを実施する予定。これに伴い、店舗において臨時休業等が発生する見込みだという。
現時点で業績への影響は不明だが、同社は「開示すべき事項が発生した場合は速やかにお知らせする」とした。
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