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楽天銀行、24年3月期は過去最高益更新 経常利益は前期比24.8%増の483億円

namiten

【東京総合 = 経済】楽天銀行が5月13日発表した2024年3月期連結決算(日本基準)は、売上高が前期比14.5%増の1379億円、経常利益が同24.8%増の483億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.3%増の344億円といずれも過去最高を更新した。市場予想(QUICK集計)に対しても、経常収益が0.1%、経常利益が1.3%、最終利益が1.2%上回った。

業績を牽引したのは、主力のクレジットカード関連事業だ。楽天カード株式会社のクレジットカード債権等を裏付資産とする信託受益権残高が伸長し、資金運用収益が前期比155億円増の845億円となった。住宅ローンやカードローンも堅調に推移した。 また、2024年3月に日銀がマイナス金利政策を解除したことで、利ざやが改善したことも増益に寄与した。さらに口座数の増加により、為替関連手数料等の役務取引等収益も増加した。

一方、費用面では、預金利息の増加等で資金調達費用が前期比44億9300万円増の111億2500万円となったものの、増収効果により吸収した。

当期純利益は6期連続で過去最高益を更新。1株当たり当期純利益は前期比30円増の198.42円となった。

なお、通期の連結業績予想は、経常収益が前期比17.8%増の1625億円、経常利益が同10.1%増の532億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.7%増の378億円。フィンテック再編プロジェクトに伴う関連費用50億円を織り込んでおり、これを除けばさらなる増益が見込まれる。

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