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日経平均、一時831円安 米株安引き継ぐ売り優勢

namiten

【東京総合 = 株式】日経平均株価は東京株式市場で25日、前日比831円60銭(2.16%)安い3万7628円48銭で今日の取引を終えた。連日2%を超えて乱高下しており、激しい値動きが続いている。

前日の日経平均が900円高と急伸していたため、終日戻り待ちの売りや利益確定の売りが優勢だった。円安を背景に、近く日銀が追加利上げに踏み切るのではないかとの観測が金融市場を駆け、長期金利が0.895%まで上昇した。相対的に割高感が出た株式市場では売り注文が膨らんだ。節目の3万8000円を再び割れた。米Metaが時間外で一時20%下げたことも売りを促した。

午後に決算を発表した東京ガス(▲9.6%)や前日に決算を発表し、売り気配で始まったキャノン(▲8.4%)、中外薬(▲5.7%)が大幅安だった。東京外国為替市場で円が対ドルで1ドル155円台後半まで下落したが、トヨタは終値で3.3%安と終日軟調だった。明日の日銀政策決定会合の結果や、植田総裁の会見を前に様子見の空気が広がっている。

TOPIXは反落した。前日比で47.20(▲1.74%)安い、2663.53ポイントだった。

日経平均構成銘柄では、ファストリ(▲3.5%)が安い。1銘柄で日経平均を151円押し下げた。東エレク(▲3.5%)やSBG(▲2.0%)、アドテスト(▲2.0%)、信越化(▲1.7%)など半導体関連株の下げも目立つ。

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