X(旧Twitter)、米大手NBCのX利用者の減少報じる記事 「誤った主張」と反論
namiten
【東京総合 = テクノロジー】X(旧Twitter)の関連アカウントは26日、Xの利用者が2022年比で減少していると報じた米NBCニュースに反論する声明を出した。「一部の分析アカウントによる根拠のない情報で、アプリの利用者が含まれていない」としていて、大手メディアとの溝が一層深まる可能性がある。
NBCニュースは日本時間23日、「マスク氏の買収後、Xの利用者数は減少している」と報じた。記事でNBCニュースが示したデータによると、SnapchatやInstagramがそれぞれ8.8%、5.3%、増加した一方、Xのアクティブユーザー数は-22%を記録したという。
これに対してXのデータ分析などを行う公式アカウント@XDataは「NBCニュースがXのアクティブユーザー数が減少したと誤った主張の記事を共有しているが、記事に使用されているデータはXの公式な分析ではなく、データ分析会社のSensorTower推定値に基づいている」と前置きした上で、「データにアプリの利用者が含まれていない。公式なデータと推定のデータでは異なるストーリーを与える」と反論した。
Xはマスク氏がオーナーになった2022年末以降、大手メディアとの溝を深めている。マスク氏は大手メディアは「古いメディアを見る必要はない。すでにXに全て投稿されているからだ」「うんち」などと攻撃する一方、対象となったロイター通信などはマスク氏のネガティブなニュースを精力的に伝える。
Xは記事機能をはじめとした、大手メディアに抵抗する機能を次々に投下している。今後、Xとメディアの軋轢がさらに深まる可能性がある。
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