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日経平均、大幅に3日続伸 800円高、半月ぶり最高値更新

namiten

【東京総合 = 経済】東京株式市場で日経平均株価は21日、大幅に3日続伸し、前日比812円06銭(2.03%)高の4万0815円66銭で今日の取引を終えた。取引時間中に円安が進行し、輸出関連銘柄に買い注文が集まった。また、前日の米株式市場でナスダックが最高値を更新したことで、東京市場でも半導体関連に買いが先行した。日経平均は終値ベースで今月6日以来およそ半月ぶりに最高値を更新した。

前日の米国市場は主要3指数が軒並み最高値を更新。20日まで開かれた連邦公開市場委員会(FOMC)で、年内3回の利下げ予想が維持されたことが好感された。これを受けて休日明けの東京市場も大幅高で寄り付いた。その後も買い一色の展開が続き、日経平均は上げ幅を拡大。800円超の上昇を記録した。

寄与度では東京エレクトロン(5.47%)が203.8円押し上げた。ファーストリテイリング(2.81%)とソフトバンクグループ(5.01%)がこれに続いた。
個別銘柄では、配当修正のコンコルディア・フィナンシャルグループ(6.78%)や東京電力HD(6.09%)、千葉銀(5.83%)、ニデック(5.71%)などが上昇した。半面、海運株の川崎汽船(1.86%)、商船三井(2.31%)、日本郵船(2.87%)などが下落した。

市場からは「FOMCと日銀会合を控えた不透明感が払拭され、当面は買いが優勢な展開が続きそうだ」との声が聞かれた。パウエル議長が利下げ意欲を引き続き示したことでリスクオン姿勢が明確になった。

東京株式市場は日銀会合とFOMCという2つのイベントをクリアし、再び上値を追う展開となりそうだ。世界的にリスクオンの地合いが広がる中、「日本株に対する先高観は強く、下値は堅い」との見方が多い。ただ、株高の一服感から利益確定の売りが出やすくなるとの指摘もある。目先は高値警戒感との綱引きが続きそうだ。

TOPIXは大幅続伸。45.24ポイント(1.64%)高の2796.21ポイントと、終値ベースでは約34年ぶりの水準に回復。2884ポイントの最高値まで約3%に迫った。

為替市場でドル/円は円安が進行。15時ちょうど現在では1ドル=151円00-01銭と、前日比0.75円の円安水準だった。

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