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日経平均、大幅に3日続落 早期のマイナス金利解除警戒

namiten

【東京総合 = 株式】東京株式市場で日経平均株価は7日、大幅に3日続落し、前日比492円07銭(1.23%)安の3万9598円71銭で今日の取引を終えた。一時は500円を超えて下落した。
日経平均を牽引してきた半導体関連に利益確定売りが広がった。米NVIDIAの株価上昇を受けて朝方は買いが先行し、4万0400円台をつけて取引時間中の史上最高値を一時上回ったが、その後は下げに転じた。午後は一段安だった。買いが買いを呼んで上昇してきた日本株が、売りが売りを呼ぶ展開に繋がった。

時事通信が6日、今月開かれる日銀の金融政策決定会合で少なくとも1人の委員が利上げに賛成すると報じた。それに加えて今日午前、中川委員が地方の懇談会の挨拶で「賃金と物価の好循環が期待できる」と発言したと市場に伝わると、長期金利が上昇。

「3月マイナス金利解除」の見方が強まり、過熱感の強かった東エレク(▲3.7%)やアドテスト(▲4.4%)などの半導体関連が午後に一段安となった。この2銘柄だけで日経平均を240円押し下げた計算になる。ファストリ(▲0.9%)やトヨタ(▲2.9%)などの輸出関連銘柄も金利上昇を受けた円高で下げた。

上位には半導体関連が並ぶ
銘柄株価日経平均寄与度
東京エレクトロン38,060
-1,480(3.74%)
-153.85
アドバンテスト6,974
-327(4.48%)
-87.11
ファストリ43,440
-430(0.98%)
42.96
TDK7,599
-308(3.90%)
-30.77
信越化6,457
-128(1.94%)
-21.31

TOPIXは反落した。トヨタや東京エレクトロンなどの大型株が下げたことで、朝高後下げに転じた。終値は12.13(0.44%)安の2,718.54ポイントだった。

円は午後に一段高。15時ちょうど現在、148円62-63銭で取引されている。前日比0.9円の円高ドル安だった。

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