2024.02.21

Gemini Advanced、Pythonコードを編集・実行可能に

namiten

【東京総合 = テクノロジー】Google DeepMindは20日、Googleが提供しているGeminiの有料会員向け機能「Gemini Advanced」をアップデートしたと発表した。会話の中でGeminiが生成したPythonコードをユーザーが自由に編集できるほか、チャットルームでコードを実行できるようになった。

ジェミニのロゴが最新のスマートフォンに表示され、背景にはジェミニのウェブサイトがある。 Google DeepMindによって開発された人工知能、大規模な言語モデル、ジェミニ・アドバンスド・サブスクリプションモデル。 — Geminiのロゴ

生成AIを使ってプログラミングを学ぶ若者が増える中、プログラムを直接実行・編集可能にすることで、作業の効率が向上する。例えば、以下のようにHello Worldを表示するPythonコードを生成して、▶︎ボタンを押すと実行、を押すと編集できる。

Hello, World!を表示するプログラムを実行し、編集できる。

ただ、複雑なプログラムの実行はできない。例えば、左から右に動画を流したりするものは、モジュールのインポートなどに失敗して、実行できなかった。ローカルデバイス上では動作した。

現時点で一般ユーザーはこの機能を利用できない。Google版ChatGPTである「Gemini Advanced（ジェミニアドバンスド）」で利用できる。利用には月額2900円（2ヶ月無料）の契約が必要だ。VPNやGoogle Driveの容量が2TBに拡張される特典も用意されている。将来的にはGoogleのオフィスソフトにもGemini Advancedが導入される予定だ。

生成AIの競争は激化している。Googleが高機能なテキストAIを大量投入する中、OpenAIは動画生成AIを発表した。AI市場は、新たな技術の登場で、土台がひっくり返される。各社、生成AI市場の独占を狙って鎬をけずっている。

※SNSシェアの場合、必ず利用規約をご確認ください。
コンテンツの翻案、リンクを含まない引用・スクリーンショットの共有は法律・法令、当サイト利用規約で禁止されています。