X(旧Twitter)、ビデオ通話機能を開発か
namiten
【東京総合 = テクノロジー】X(旧Twitter)は、ビデオ通話機能の開発に取り組む。一部のXリークアカウントが報告した。音声スペース機能や動画ライブ機能の補完的な役割を担う。DiscordやLINEよりもオープンで手軽な双方向コミュニケーションの実現に取り組む。ZoomやTeamesなどと競合しないよう、ターゲット層を調整する。
@nima_owji氏によると、Xは現在、ビデオ通話機能の展開に向けて開発を進めているという。X上でビデオを使ったコミュニケーションを行う場合、従来はライブ機能を使った一方向のコミュニケーションしかできなかった。通話機能の拡充を進める同社にとって、LINEやDiscordのような、カメラや画面共有機能の導入が必須だと考えた。
現在リークされているのは、カメラを使ったWeb会議のような機能だが、今後は画面共有機能の開発も視野に入れて検討する。
SkypeやZoomといったWebコミュニケーションサービスを、5億人が使うプラットフォームに導入することは、よりオープンで自由な交流を実現する。通話機能の利用が伸び悩む中、友人や新たな出会いを生み出すことで利用者数の拡大に弾みをつける。
ただ、すでにコミュニケーションを行うサービスが飽和状態にあることも事実だ。マスク氏のCEO・CTO就任後、交流のための様々な機能を導入しているが、祖業であるテキスト共有関連以外、成功しているとは言い難い。UIが洗練されていないほか、ライブ機能で言えばYouTubeなどのパイオニアらが独占している。今回の機能導入も、他社と横並びか下位互換に終わって仕舞えば、ユーザーの新規開拓は難しい。ユーザーの好みなど、自社の持つ情報を、他の機能・部門に提供できるかが鍵となる。
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