日経平均、後場で上げ幅拡大 バブル後高値更新、SBGが146円押し上げ
namiten
【東京総合 = 株式】日経平均が意外高を演じている。東京株式市場で日経平均は8日、急反発し、前日比743円36銭(2.06%)高い3万6863円28銭で今日の取引を終えた。バブル崩壊後高値を更新した。
SBGは、取引終了後に発表する10月-12月決算に対する期待が高まり、終値で前日比11%あげ、日経平均を1銘柄で146円押し上げた。SBG傘下のアームが、前日発表の決算が好調だったことから、時間外で40%超上げていたことも買いに拍車をかけた。
日銀副総裁の「どんどん利上げをしていくようなパスは考えにくく、緩和的な金融環境を維持していくことになる」と発言したことが投資家心理を改善させた。
円安も相場を支えた。トヨタなどの輸出関連株が揃って上昇したほか、日経平均への寄与度が高いファストリやアドテストなどにも買いが入った。
上げ幅は一時800円を超えた。ただ、昨年来高値の3万6920円近辺では上値が重かった。
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