Windows版Arcの招待プログラムが開始 Macユーザー向けに
【東京総合 = テクノロジー・欧米総合 = ニューヨーク】
Chromiumベースのブラウザ「Arc」を開発するThe Browser Companyは日本時間24日午前0時までに、Windows版ArcのベータテスターをMac版ユーザーが任意に招待できるコードを発行する。Mac版の開発と並行して、課題となっていた他社製OSのサポートを柔軟化する。
Arcは、The Browser Companyが提供する比較的新しいブラウザだ。Chromiumベースで開発しているが、UIが他とは根本から異なることで有名。周辺AI機能も豊富で、Google検索でリンク先をホバーするだけでGPT-4がページ先の内容をまとめてくれる機能、ページ内検索でGPT-4が質問形式で内容を答えてくれる機能などがある。ピン留め機能も優秀で、Macユーザーの間でじわりと広がっていた。
Mac版ユーザーはタブ左下にポップアップしている案内をクリックして専用フォームから紹介するテスターのメールアドレスを入力する。24時間以内にテスター案内のメールが自動送信される。当サイトの欧米総合班がテストしたところ、招待メールはフォームの入力から約30分で受信できた。
メールに添付されているダウンロードファイルをクリックすると、自動でインストールソフトが入手できる。なお、他者へのダウンロードリンクの共有は禁止されている。
Arcは昨年12月から、事前に応募していたテスターを対象に順次インストールソフトを提供してきた。今回の施策は、24時間以内に確実に入手できる。Arc側としては、提供開始から1ヶ月が経ったことに伴い、ベータチャネルの対象者を増やし、フィードバックを増加させたい考えだ。Apple優遇とも言える姿勢は徐々に変化しつつある。