パスポート指数で日本、2期ぶり首位返り咲く
namiten
【欧米総合 = 欧州(EU)・東京総合 = 国際(国際)】
英コンサルティング会社ヘンリー・アンド・パートナーズが発表した最新の「パスポート指数」で、日本が2期ぶりに首位を奪還したことが明らかになった。この指数は、ビザなしで渡航できる国と地域の数をもとに公開される。日本は現在194カ国・地域にビザなしで入国できるとされている。
2023年7月の前回公表時には3位に後退していた日本だが、今回シンガポール、ドイツ、フランス、イタリア、スペインと並び、再び首位の座を獲得した。一方で、最下位のアフガニスタンは28カ国・地域のみで、首位と最下位の差は過去最大の166に開いた。
ヘンリー・アンド・パートナーズは国際航空運送協会(IATA)のデータに基づいてこの指数を毎年2回公表している。
過去5年間では、日本またはシンガポールが首位を占めていたが、今年は欧州の4カ国が首位に躍り出た。これにより、これらの国の国民は227のうち194の渡航先にビザなしでアクセス可能となっている。
また、過去10年で最も順位を上げた国はアラブ首長国連邦(UAE)で、11位にランクインしている。中国も62位にランクアップし、10年前の約2倍となる85都市にビザなしでアクセスできるようになった。
ただ、上位と最下位の間での格差が拡大している。アフガンは28カ国のみにとどまっており、今期1位になった6カ国との差は足元で166にまで広がる。
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